中華雑文化

【開心書店】『香港記』大橋健一著
NTT出版/1997年刊

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この本、もう15年以上前の本である。香港の街観察記録。街に住み、路上から香港を見つめた視線は、実質的に山口文憲の『香港 旅の雑学ノート』のあとを引き継ぐような内容になっている。実際にこの観察記を本にまとめることを進めてくれたのが山口さんだと本の中にも出てきた。

 通勤の読書でこの本を再読してみた。幾度かの本の大量処分の際、香港関連本も随分処分したのだけど、その選別をすり抜けて残った本だから、僕の中で特別位置づけにあった本なのだがすっかり内容は忘れていた(笑)。

 1989年から香港返還の1997年の途中までの観察記録である。ビルの雑居具合、九龍寨城、新聞スタンド、地底厠所、天星小輪、二階建てバス、香港のRoyal、今はなきヤオハンのことも出てくるし、そして返還を目の前にした変化。淡々とその観察記録が綴られている。別段、面白おかしく語ろうというような演出もないが、文章は無表情でもない。そこに何度も通い、そして住んでみた人が、肌で感じたことが伝わってくる。

 さて、返還から15年が過ぎた。返還で大きく変化したところもあり、またあまり変わっていないところもある。変わったところでは、上得意だった日本人観光客の地位は転落し、今や大陸さまが大量に団体で押し寄せている。香港の観光旅行ガイドは日本でも一時のブームほどではないにしろまだ刊行し続けられているが、路上観察記録はどうなっているのだろう。そろそろこの本の続きが読みたいものだ。
(記:うずらまん編集長)

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アジア語楽紀行〜旅する広東語

TabisurukantongoNHKの教育テレビで廣東語の番組が始まりますね!

 本当に久しぶりにこのblogに書くなぁ。香港や中華趣味からほど遠い生活をしていたというわけではなく、香港映画もぽつぽつと見たりしてたんですが、なかなか書くという行為に至りませんでした。でも、また復活の気配です(^ε^)。

 NHKの教育テレビの6月は、火曜、水曜、木曜の夜11:55から5分間『アジア語楽紀行〜旅する広東語』という番組がスタートします。これは前にラジオの中国語講座の応用編でたった1回だけ半年千島先生の廣東語講座があって以来のことではないでしょうか。朝の時間帯に再放送、そして7月にもまるまる再放送があります。全12回。

 スタートは6月6日(火)です。楽しみたのしみ(^ε^)。テキストも発売されています。575円。早速買ってきましたよ〜。巻末に「シチュエーション別便利表現カード」が付いていて、なんか『ズームイン朝』のウイッキーさんの英語の本を思い出すなぁ…(ってワシだけか?) 全体に文化についてもいろいろと言及しているので読み物としても楽しめます。売り切れると増刷はないようなので、本屋さんへ、ふぁいてぃ〜ら〜!
 
(うずらまん編集長)

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横浜中華街の秘密を探れ!

03jpgNHK教育テレビ『知るを楽しむ/何でも好奇心』
「横浜中華街〜人・街・食の歴史物語」<全4回>

今日(4/6・水)から始まるNHK教育テレビ『知るを楽しむ(水)/何でも好奇心』の第1回は「彼らはこうしてやってきた」と題して横浜中華街が取り上げられます。放送は毎週水曜の夜10時25分から。全4回シリーズです。

 作家・山崎洋子さんが、知られざる横浜中華街の歴史と魅力に迫る…という内容だそうです。わずか400メートル四方という狭い空間に200もの中華料理店が密集する横浜中華街。
 年間1800万人もの観光客が訪れ、そして神戸南京町よりも中華な生活文化が本格的に息づいている街です。でもなぜここに中華街があるのか?ということはあまり知られていません。

 幕末、西洋文明を輸入する技術者の町としての誕生から太平洋戦争後の「食」をきっかけとした復興。そして華僑の新世代が繁栄を築き上げる現代までを豊富な資料と人物への取材で明らかに…するとのこと。ガイドブックにない「知の観光」の楽しみをこの番組で味わいましょう。華僑文化にすごく興味湧くわぁ〜(^ε^)。
 番組のテキストもあり。詳細はここで。再放送は翌週の朝と翌月にもあるので、見逃してもなんとかなるよん。(うずらまん)

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セブン-イレブン限定「香港飲茶フィギュア」
海洋堂プロデュース

050401yamcha2しばらく開店休業状態だったこのblogも、新年度から再スタートしますよん!

さて、模型マニアの世界でも、また食玩の世界でも既に名を馳せている[海洋堂]。今度は中華部門にも乗り出しましたぞ! 今関西では、[セブン-イレブン]の500mlのペットボトルに「香港飲茶・海洋楼/飲茶フィギュアコレクション」(菜譜 全十二種)が付いています。基本的に陶器の食器、蒸籠、箸と蒸籠の中に點心というセットです。
 僕の買ったのは、「(七)蟹黄蒸燒賣」でした。いやはや「好味呀〜!」。
 燒賣と蒸籠が軟質の素材で、白い陶器はプラスチックでと質感にもこだわりを感じます。
 このフィギュアは、ドリンクのメーカーに関係なく付いていますので、消費者にとっては選択肢が広くて助かります。甘いものではなくてあっさりしたお茶系のものが飲みたいのにこってりした甘いのを買わないといけないとかってことがないので。
 それと、よくある食玩のように本来はお菓子のオマケのハズのフィギュアが、逆転現象を起こして大きな箱にフィギュアがど〜んと入っていて、中にラムネ1個で何百円とかっていうのではなくて、しっかり飲物は500mlでそれにオマケですので納得して買えます。全部集めるのは大変だけど、二、三個は欲しいなぁ。(うずらまん)

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『香港路面電車の旅』

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世界的にも珍しい香港の二階建路面路面電車。営業運転を開始して百周年を迎える今年、日本でこんな写真集が発行されました。

 昨日、会社の帰りにいつもより一駅先の駅まで行って、駅ビルの書店へ寄り、そこでこの本を偶然見つけました。本当にしばらく香港に帰っていない(別に香港生まれでもないし香港で生活したこともないですが…)ので、かなり香港パワーが落ちてきていたんですが、この写真集で回復しました(^ε^;)。

 これはいわゆる「鉄ッちゃん」向けの電車の写真集ではありません。あくまで香港島の北部を横断する「電車[でぃんちぇ]/tram」に乗って香港の街をぶらりと散歩するような感じの写真。そこには香港の人、街、クルマ…等、私たち日本人旅行者が電車に乗って、降りて、普通に見かけることのできる普通の香港の街姿が写っています。

 せっかちな街、香港になぜこののんびりした電車が今も実用レベルで残っているのかが少し不思議でもありますけどね。
 最新型の車両でもエアコンもないし、ふかふかのシートでもないけどどこに行っても気ぜわしい香港で、時間と空間を上手に楽しむ余裕の乗り物なのかもしれません。(うずらまん)

『香港路面電車の旅』
 写真:永田幸子/文:小柳 淳
 サイズ(cm): 26 x 21
 出版社: 春陽堂書店
 ISBN: 4394902258 ; (2004/07)

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「少林」は登録商標!?

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ロイター発の情報によると、なんとあの功夫の総本山・少林寺が「少林」の名前の無断使用対策で商標登録出願をしたというニュースが昨日の夜付けで報道されています。

 6/29(火)、新華社の伝えた情報として、ロイター経由で世界に発信されたようですが、武術で有名な中国の少林寺は、「少林」の名前を第三者に無断で使用されないよう、80カ国以上で商標登録を出願したということです。

 その報道によると、中国国内ではホテルや食品、車、家具など50種類を越える商号・商品名に「少林」の文字が含まれているものの、少林寺とは全く無関係とのこと。

 しかし、商標登録を出願したことで新たな問題も発生しているらしいです。それは少林寺の修行僧らが武術を披露する海外定期公演の時。
 少林寺の関係者の話では、海外公演先で何者かが既に「少林」の商標権を取得していた場合、本家本元の少林寺が商標侵害に問われる恐れもあるといいます。

 なんだかお金が絡んできて世知辛い感じが濃厚ですね(^ε^;)(うずらまん)

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隅々まで見る香港街角観察記録『香港記』

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大橋健一著『香港記』という本を読み終わりました。この本は僕が結婚して新婚旅行で初めて香港へ行ったのと同じ年(^ε^)、1989年から返還の1997年までの香港の街と人を観察記録したフィールドノートです。著者は大学の先生。

 出版も1997年ですので、既に過去の香港ですが、興味深い内容が著者のスケッチや写真、そして平易な文章で語られています。僕の香港の原点である山口文憲著『香港 旅の雑学ノート』は80年代の香港をつぶさに観察した記録ですが、その後を継いだような本になっています。元々はPR誌に連載されたコラムだったようですが、山口文憲さんの勧めで本にまとめて出版することになったとのこと。

 香港に住み、香港人と同じように狭い部屋に暮らし、香港人と同じように生活の一部を街へはみ出させ、香港の街を歩き回り様々なモノを見る。著者の大橋さんのやったようなことを僕も前からやりたいと思い続けていたので実はとてもうらやましいと思いました。
 香港の普通のおばさんがどのように街市で買い物をするかの尾行調査などは秀逸です。

 香港文化へ突っ込んだ掘り下げは少し物足りない部分もありますが、多岐にわたる詳細な観察が成されているこの本は、貴重な資料です。

 返還前までの記録なので、返還後の香港がどのように変化してきているかが気になります。できれば、この続きの本も出てくれたらなぁって思うんですが…(うずらまん)

『香港記』
 【著者】大橋健一著/1365円
 【判型】単行本(新書判・ソフトカバー)【頁数】261p
 【出版社】NTT出版 ISBN: 4871886395 ; (1997/05)

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今日開始!

本日より『うずまき中華 blog』をオープンします。『うずまき中華』の更新がなかなかできないので、このココログのシステムを使ってみようと思ったわけです。どうぞよろしくお願いします。
 まだ、このココログのシステムがよく分かっていないので時々画面の様子が変わってしまっているかも知れないですが、ビックリしないでね(^ε^;)。(うずらまん)

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